既存NetBSDマシンをKVMへ移行
2012/01/22(日) 21:27 NetBSD はてブ情報 はてブに登録 はてブ数

KVMを導入するにあたって、今まさに手元にあるNetBSDも含めてKVMへ移行したくなります。

とはいえ、現行のマシンはそれなりの手間をかけているのでぶっ壊れては困りますし、いつでも元に戻せるようにしておきたいはずです。

KVMは既存のNetBSDが入っているHDDをつなげて、そこからブートさせることができます。しかし、何らかのトラブルで環境を壊してしまっては元も子もありません。

したがって、既存のNetBSDが入っているディスクをddコマンドでHDDイメージにして、それをHDD代わりに使って移行のテストをすることにしました。いつでもHDDをつなぎ直せば元に戻れるという、物理的なバックアップがあるのは安心です。

たしかにddでの吸い出しは時間がかかりますが、安心感とのトレードオフですね。

なお、吸い出したHDDイメージは、おそらくシリアルブートの設定はしていません。

次の手順でシリアルブートの設定をしました。
  1. まず、小さなNetBSDが動くVMを作る
  2. 吸い出したHDDイメージをVMにディスクとして見せる設定を追加(virsh edit)
  3. 小さなNetBSDに吸い出したHDDイメージをマウント
  4. installbootを打ち込むのがよいでしょう。
    1. man installブートするとinstallboot -e -o console=com0 /dev/rwd0aという例があるのでこれを使いました
ACPIはOFFにしないとNICを認識しません。ただし、ACPIをOFFにするとshutdown -pがうまくいきません。virshからdestroyしないとOSが終了できません。

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