週間?アキバウォーカー
秋葉原散歩日記
祝日です。当然のようにアキバに繰り出しました。が、15:00ごろからというスロースタート。
買う気マンマン。というよりは、かるーく流すつもりでヘロヘロと歩いてきました。
で、何も買いませんでした。買い渋りですね。まー、三月の怒涛の購入攻勢に期待しましょう。
|
品名 | 価格 | 購入店 | 備考 |
---|---|---|---|
なし |
すいませーん。ぶらぶらしていただけなんで、買いませんでしたぁ。
ジャンクという言葉から何を連想しますか? ごみ、ガラクタ。そんなイメージがあるのかな? じゃぁ、ジャンクショップといったらガラクタを売っている、廃品回収みたいな店を想像しますか?
秋葉原にはジャンク専門の店が多数存在します。
一口にジャンクといっても、それこそゴミのようなものから、ほんの少し前の中古品などまでさまざまです。
なんて感じで、ジャンクショップやその類の中古ショップはあまり見ない人も多いかもしれません。
かくいう私も、あまりにディープなジャンクショップでは、陳列されているものの価値が良くわからないのですが、(そんな言い方があるのか知りませんが) ライトはジャンクショップにはチョコチョコ出入りしています。
最近は、商品の価格はすごいスピードで下がるので、中古品も昔ほど割安感がなくなってきており、魅力が薄れてきた感があるのですが、ジャンクでしか買えないもの、あるいはジャンクだと格安なものがあり、やめられません。
ケース1 保守部品
あー、これ壊れちゃったなー。あれ、電池なら動くぞ。なぁんだ、ACアダプタだけか。壊れたのは。
ACアダプタを正規ルートで買うと意外に高いものです。まぁ、2000円くらいするとしましょう。そんなとき、ふらっと入ったジャンクショップに400円でそれが売っているかもしれません。この、``かもしれません'' というのがミソなんですが...
ケース2 レア物
お気に入りのキーボード。今はどこを探しても売ってない。
そんなときには、ジャンクショップです。中古を専門に扱う店に行ってみれば、同じ物が見つかるかもしれません。この、``かもしれません'' というのがミソなんですが...
ケース3 部品取り
ノートパソコンの液晶が壊れちゃった。液晶以外はバリバリに動いているんだけどなー。液晶の修理は10万円以上かかるそうな。あきらめて、新しいのを買おうか? でも、20万円コースだからなー。
アキバの露天をふと覗いてみると、同じ型のノートパソコンがジャンクとして売られています。しかも、電源・ハードディスク不良。と書かれています。
あなたは、そのジャンクの液晶にかけてみたくなりませんか? もしかしたら、液晶は無事かもしれません。いや、無事でしょう。そう信じて買うのがジャンクの醍醐味です。
三つのケース。誰もが、一度は経験しているのではないでしょうか。電化製品の一部が壊れたり、お気に入りのキーボードが売っていなかったり、高価な部品が壊れてしまったことが。
そんなときには、ジャンクです。もちろん、それを目当てでジャンクショップを回るという手もあるのですが、だいたい、心の奥で気になっているものが、ふと見つかる。というパターンが多いのです。
あっ!! これ買えば、あれが使えるかも!!
そう。掘出し物を見つけた!! という感覚を味わえるのがジャンクの魅力でもあるのです。
最近は、秋葉原にもジャンクショップが増えています。といっても、ライトなジャンクショップが増えているような気がします。
ライトなジャンクショップは、
といった、新品を売る店と変わらないほどの入りやすい雰囲気をもっています。このようなショップだと、いわゆるハズレを引くこともかなり少ないようです。
まずは、このようなショップから攻めてみるのはいかがでしょう。思わぬ掘り出し物が手に入るかもしれません。
一方、気軽に商品が見られるという点では、露天のショップもいいですね。
薄暗い階段を上って、頑固そうな親父がギラリと睨みを利かせている店に入るのは、成人男子でもちょっぴり勇気がいるのですが、露天ならそれほど抵抗がありません。冷やかし半分で見ている人も多いので、ギラリと睨まれることも少ないでしょう。
露天の商品はどちらかというと、ライトなジャンクショップよりは上級者向けかもしれません。なんだかわからない基盤が山のように積んであったり。おびただしい数の電源ケーブルがあったり、誰が買うんだと思うものも少なくありません。しかし、ACアダプターやリモコン、ケーブルなど、それほど難しくない商品だけを狙っていけば格安でお宝Getできるかもしれません。
ライトなジャンクショップに比べると、値段的には露天のほうが圧倒的に安いです。値段に反比例して、ハズレの確率も上がりますが... それも、また一興でしょう。
あちゃ−、ハズレ引かされたかー?
と、それを楽しむ余裕が人生には必要です。
そして、そのアタリハズレのギャンブル性に目覚めたならば、ディープなジャンクショップを目指しましょう。店の親父との価格交渉でしのぎを削り、戦い終わって、家に帰って結局は玉砕。なども楽しめるでしょう。ジャンクはギャンブル、人生はギャンブルなのですから。
でも、当サイトは、一切責任をとりませんよ。念のため。
長い前置きのあと、実際に歩いてみたジャンクの話をしましょう。
私は、計算機歴がそれほど長くはないのですが、幸運なことに周りの人が優秀な人ばかりで、
フツー、○○でしょ。
という言い方で、正しい知識を教えていただいています (すくなくともそう思っている)。
フツー、メモリは512Mbyteでしょ。
フツー、家でもRAIDでしょ。
フツー、スイッチングハブでしょ。もちろん、16ポートでしょ。
いや、フツー、シスコのルータでしょ。
などと、まぁ、ちょっとイッてしまった人もいるのですが、
バックアップは、フツー、テープでしょ。
というのがぼんやりと、常識として認識しています。刷り込まれているといってもいいかもしれません。
というのも、昔ちょっとだけ触ったことがある汎用機のバックアップは巨大な磁気テープで (手動で20本以上のテープを取り替えるのはとっても疲れた思い出があります)、UNIXのバックアップもCGMTでした。もちろん、tarコマンドはテープアーカイバからきているなどの知識も本から得ました。最近は、WindowsマシンにつながれたDDSもよく見かけます。
一般的に、テープドライブはどれも高価です。DDS2でも個人で手を出すには勇気が必要です。テープという性質上、バックアップ以外の用途には不向きです。テープで画像ファイルを再生するなんていうのは、普通やりませんよね。そういう意味で、他の大容量メディアよりも用途が限定されている割には結構な値段がするので割高感があるのでしょう。
さらに、最近はCD-Rの価格の下落、MOの大容量化、DVD-RAMによるギガ単位のバックアップも可能になってきており、個人のデータをバックアップするためにテープを使う意味が薄れてきた感があります。
しかし、``いつかはテープでバックアップを取りたいなぁ'' と心の底ではひそかに思っていました。すでに、憧れの域に達しているのかもしれません。
今まで、安いテープドライブに出会わなかったわけではありません。
1999/10/11のアキバウォーカーの冒頭では、30000円のDDS-2ドライブを見つけています。しかし、このときにもジャンクに30000円の冒険は怖かったのと、640MbyteのMOがあることから、無理やり自分を納得させて買いませんでした。
その後同じ商品を見ることはありませんでした。実は、今でも後悔しているのです。
それ以外にもHPのDDSドライブを見かけたこともあります。そのときにも、DDS-1という点に決心ができず、買うことはありませんでした。
しかし、今回は見つけてしまいました。もちろん、同じ商品ではないものの格安のDDSドライブを。なんと、二台も陳列されているではありませんか。
ひさびさに、ふるえました。
でも、買いませんでした。
それは、アキバについて一軒目の店だったからです。
この店でこの値段ということは、他の店でも出物があるかも... 一軒目だし、勢いで買うのはちょっと... と心に影がよぎったのです。後悔する買い物はいけません。すべて納得済みで購入しなければ、きっと後悔するのです。
まぁ、あとから戻ってきて、まだあったら買おう。そうしよう。と思って店を出ました。そして、戻ってくるころにはその店は閉店していました。
テープドライブは憧れのままでとっておくことにしましょう。
いつかはクラウンというCMのコピーがありますが、いつかはDDS-3です (なぜか3)。
店 | ジャンル | 食べたもの |
---|---|---|
チムニー | 居酒屋 | つまみなど |
こりもせず
今宵もチムニー
スペアリブ